2016年4月アーカイブ

~ぼっけぇもんげぇ話の巻~

 本日は全くお茶とは関係ないお話。

「バクちゃん本舗」のFacebookでは常時「岡山弁」で展開しており、先日岡山出身の方から「癒されます」とのコメントをいただいたことが嬉しかったので、岡山弁のお話を・・・。

 

 

a0800_000687.jpg 一昨年、岡山県では『もんげー岡山』をキャッチフレーズに様々な県広報活動を開始しました。

この『もんげー』ですが、超人気某アニメの妖怪の口癖として「もんげー!もんげー!!」と劇中で連発されていたこともあり、子供たちの間ではちょっとした流行語にもなりました。当の岡山県民たちの間でも話題になり、「使ったことないけど岡山弁なの?」などという意見もチラホラ・・・。

 これを書いている私自身、少年期に「もんげーザリガニがおったで!」なんて言ってたこともあるので(笑)、地域によるのかもしれませんが・・大人になってからはあまり聞かなくなってしまいました。

 

 岡山には「三大強調語」がありまして・・・

「でーれー」<「ぼっけー」<「もんげー」ってなってるように思います(´・ω・)

 

 「でーれー」

強調を意味する「えらく」に、同じく強調を意味する音節「ど」がついたもの。「ど・えらい」が訛って「でーれー」

 「ぼっけー」

岡山方言で強調を意味する「ぼっこう」が訛って「ぼっけー」

岡山県出身の小説家 岩井志麻子の作品「ぼっけぇ、きょうてぇ」で有名。ちなみにタイトルは「凄く恐ろしい」の意味。実際かなり怖いホラー作品。

 「もんげー」

「ものすごい」が訛って「もんげー」

 

ここからさらに全く関係ないウンチクが展開!( ゚Д゚)!

強調語のお話がでたので暴走します・・・(*´Д`)

 

 

 日本語ではよく強調する際、「超ド級!」なんて言い方をしますが・・・この「ド級」ってなぁに?って思ったことありませんか?

本来、この「ド級」は「弩級」と書きます。1906年に進水したイギリス海軍の戦艦「ドレッドノート」の「ド」を漢字で当て字したもので、ドレッドノート級サイズの戦艦を旧海軍では「弩級」。さらに巨大な戦艦を「超弩級」と呼びました。

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 艦載されていた大砲のインチによっても区別されていたそうです。

ちなみに「戦艦 大和」は「超々々弩級」なんて称されたりもしたそうですよ(; ・`д・´)

 

 

次回はお茶の話をせねば・・・( ゚Д゚)

 

 

 

 

 

 

 

~穀物供養祭の巻~

 まず、この度の平成28年度熊本地震により被害を受けられた皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。

一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。余震が続いております、ご安全とご健康を第一に、くれぐれもお気をつけください。

 

 さて本日4月16日、弊社岡山工場において『穀物供養祭』が執り行われました。

 

こくもつくようさい?(´・ω・)?

 

 と言う方のために、今回のテーマは穀物供養祭についてのお話です。

 

 

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 『穀物供養祭』は、弊社で毎年4月中旬に行われている行事です。『真言宗 善通寺派 円通寺』地内にある『穀類兆霊供養塔』において、円通寺住職による読経のなか、社員一同で焼香を行います。

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 株式会社 丸菱の創業者である故 松尾次郎の想起により、昭和60年3月 弊社ゆかりの円通寺地内に供養塔が建立され、以後毎年供養祭が行われるようになりました。

 「大量の穀物に火入れをし、その命を戴くことで経営が成り立っているのだから、その命に感謝をし、また供養しよう」という考えによるものです。

 様々な供養塔が全国に存在しますが、穀物に関する供養塔は大変珍しく、現在日本で唯一の「穀物供養塔」である、と聞いております。

 

 

 我々従業員一同、一粒の麦も無駄になることの無いよう、美味しく加工しなくてはいけない気持ちになる行事です。

 

 本格的な麦茶シーズン到来です(´▽`*)

皆様に美味しいお茶をお届けできるよう頑張りますよ~!

 

 

 四月に入りました。新生活を迎えた方も沢山いらっしゃることと思います。弊社も夏に向けて、いよいよ「麦茶」製造の最盛期を迎えますよ~(*'▽')。

 

 そしてこの時期といえば! そう!桜ですよ桜(´艸`*)。

卒業式や入学、入社式の時期に咲く「桜」は、やはり日本人の心に響く植物ですよね~(*´з`)。

 

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 きっと桜の花が好きでないという方はいらっしゃらないのでは? と言うくらい日本人は桜が大好き。でも私は幼少期にある話を聞いてから、夜桜を見るとゾクゾクするような時期がありました・・・。

 

 

そう・・・・・

それは・・・・・・・(; ・`д・´)

 

 

桜の樹の下には・・・・死体が埋まっている・・・・・・・・( ゚Д゚)

 

|д゚)キャーーーーー!!

 

 

 この手のお話、皆様も聞いたことがあると思います。大人になってから知ったのですが、実はこのお話・・・元ネタがあるんですよ。

全くオカルティックなお話では無いんです。

 国語の教科書で名前を見たことがあると思いますが、『檸檬』で有名な『梶井基次郎』の短編『桜の樹の下には』がそれです。

ではその一部分を見てみましょう・・・(´・ω・)

 

 

 

yozakura.jpg 桜の樹の下には屍体が埋まっている!

 これは信じていいことなんだよ。何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ。

(以下略)

 

  桜のあまりの美しさに、地下では生物の死骸から養分を吸い取っているに違いないと想像しているんですね。地上部の美しさと地下での陰惨な様子を対比してバランスを描いているわけです。

 

 『坂口安吾』の短編小説『桜の森の満開の下』にも似たように妖しげな桜の描写が見られます。古来より日本では草木染に桜の樹皮を使用していて、花びら同様のピンクに染まることから、血の色を想像したという説もあるそうです。

散り際の美しさは武士の死に様の比喩に使われたりと、桜は「生と死」の対比として、大昔から日本人の美意識をいろいろとくすぐってきたようですね。

 ちなみに英語圏では、「薔薇の下には秘密が隠されている」っていう表現があるそうですよ。面白いですね。

 

 美しい桜にはいろんな気持ちにさせられますね・・・

(´▽`*)

そうそう、お花見にお出かけの際は、ビールだけじゃなくお茶もよろしく~(´艸`*)!!

 

 

 

  

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