~薫りのお話~

 時々、知り合いにこう言われることがあります。「小阪部を車で走ると、すごくいい薫りがするなぁ~。」

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 丸菱・岡山工場では、様々な穀物を焙煎しています。前回のお話でもありましたが「風の聖域」と呼ばれる大佐山の風に乗って、かなり広範囲にこの薫りが拡散しているようです。

 製造製品の割合から言うと、年間を通じて麦茶が圧倒的に多いはずなので、皆様が「嗅いでいるであろう薫り」は、多分大麦を焙煎した薫りのはずです。

 

 

 

 なぜ、「嗅いでいるであろう薫り」なのかと言いますと…。長年勤務していると、鼻の感覚が麻痺しちゃって、自分では職場の匂いがわからなくなっちゃっているんですよね。慣れって怖いです。

 

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 昔、学生時代にパン屋でバイトしていて、それはそれは香ばしくていい薫りがしていた「らしい」のですが…仕事帰りにハトに尾行されたことがあります(笑)。

 

俺はパンくずじゃねぇ~!!Σ(゚д゚;)

 

 

 私の亡くなった父はクリーニング職人だったのですが、私はいまだにアイロンの当てられた布地の薫りがすると、心が落ち着きます。

 

 大佐地域も他の山間部の例に漏れず、過疎化が進んでおります。つい最近まで通学姿を見せていた子供達も、成長につれ進学や就職で街を出ていくことが多くなりました。

そんな彼らがたまに帰省したとき、風に薫る麦茶で、「あぁ、大佐に帰ってきたなぁ…」と、ほっこり落ち着いてもらえると嬉しいなぁ…。

そんなことを思いながら、今日も麦茶作ってます(n‘∀‘)η!。

  

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